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2011年12月12日 (月)

人生最大の課題、カミングアウト終了

昨日、ボクの人生最大の母へのカミングアウトを終えました。これには、賛否両論あると思います。このことは他の人はどうであれ、ボクの人生の最大の課題だったので、きちんとこのブログに残しておこうと思います。

鬱を克服し、職場復帰も社会復帰も果たして、とりあえずは大きな山をいくつか乗り越えてきました。けれども、ゲイであることは、ボクの中にコンプレックスとしていつまでも心の奥底に黒く固くくすぶっている、それを解放するのは、両親への苦しかった想いのカミングアウトしかないと思い続けていました。今でもそう思っています。ゲイであることが苦しいというわけでなく、今の社会ではゲイであることがコンプレックスになってしまうボクです。カミングアウトが正しいのかどうかはわかりません。

8月にまんちゃんから、カミングアウトをするしないは別として、そのカミングアウトにはどんな意味があり、カミングアウトすることで何を得られるのかを向き合って考えるという宿題が出されました。そのときは、これで自分の中の人としてきちんと生きていられる安心や安堵のようなもの、自分が生きていいと思わせてもらえるような解放感が得られるのではないだろうか、というようなことを考えていました。カミングアウトして初めて人として堂々と生きられるというような想いも。そしてまた、自分の気持ちの解放のためだけに両親にショックを与えていいのだろうか、自分のエゴを正当化するためだけに両親を苦しめていいのだろうかという想いもありました。どっちにしても、父はとうの昔に他界していて、本当のカミングアウトは一生叶わないという気持ちもありました。母にカミングアウトをするべきかどうか。元大阪府議会議員の尾辻かな子さんのカミングアウトとそのおかあさまとの3年間の断絶をYouTubeのインタビューを見たりして、やはりボクの解放は人を苦しめるだけかもしれない。でも、あの親娘は今はより強い絆で結ばれたよな、とか思っていました。

真剣に向き合ってみて、本当に母を苦しめずに自分の心の解放をする道はないのだろうかを模索していました。結論は一生出なくていいけれど、向き合っておこうという気持ちでした。

今のボクは、いろいろ乗り越えて自信もつき、同じようなことに苦しむ人たちに同じ思いをしてほしくないという気持ちが強くなり、それを活動としてやろうと決めました。さらに、ゲイを公言して堂々と生きていくことを選び、とても生き生きとしていて幸せだということに気づき、それを母に伝えよう、こんなボクを誇りにしてもらおう、結婚して子供を作って幸せな家庭を持つことだけが誰にでもあてはまる幸せじゃなくて、ボクは自分の幸せを見つけたことを伝えよう、そして、こんなボクに生んでくれてありがとうと伝えよう、という気持ちになりました。いつかそんな自分に完全なOKが出せたら行動に移そう、結果的に母の生きているうちに間に合わなくてもそうしよう、ということをいつしか決めました。

今月の16日は母の85歳の誕生日、その前にそれができたらいいな、と思いました。誕生日直前の日曜日である昨日、母の施設に行ってきました。母の状態はあまりよくなくて、母に聞く体制が出来ていなかったら後日にしようと思いました。寒い通院の時に使ってほしいと帽子を誕生日プレゼントとして渡し、喜んでもらえました。その後、話があるけれど、大丈夫か訊いてみました。「聞く」と言ってくれたので、ボクは母の手を握りながら、「ゲイであること」「家族が、中でも母が、いちばんボクの結婚と子供(内孫)の顔を見たかったと思っていたのが辛かったこと」を告げました。そして、今は「鬱を乗り越え生き甲斐も見つけ幸せであること」「そんな自分に誇りがあること」を告げ、「こんなボクを生んでくれてありがとう」と心から伝えてきました。ずっと母の手を握ってさすってあげながら伝えました。想いは伝わったと思います。

あくまで結果論ですが、ボクの親子の場合は、ボクがカミングアウトをしたことで絆が強くなったようです。母は全くショックを受けませんでした。ボクがゲイであることも、苦しんでいたことも、今は幸せであることも、さほど動揺もなく淡々と聞いてくれました。それどころか、母は、ボクが母の介護のせいで鬱になったことを非常に後ろめたく思っていたようで、介護は単なる鬱発症のきっかけであり、本当の原因はそういう孤独感と普通に生きられない罪悪感や完璧主義であることが、いつ鬱になってもおかしくない要因だったことを告げたことで、母の苦しみが取れたということが、いちばんの成果でした。結局は自分の解放のためにしたカミングアウトかもしれません。でも、結果として母の苦しみを取ることが出来ました。予想もしていない結果でした。今は、母とボクのお互いの苦しみが、ボクのカミングアウトを通じて取れて、強く結ばれることとなりました。

母は「私は何もしてやれんけど、幸せならお前の好きにやればいい」と言ってくれ、この場面に立ち会いたいとついて来てくれたふたりの親友に「これからも息子をよろしくお願いします」と頭を下げました。調子悪そうだったので長居をせず帰ってきて、あっけなく済んでしまった大イベントに少し拍子抜けしましたが、昨日夜になってから、自分のことよりも母の苦しみを取れて良かったという気持ちがどんどん込み上げて来て感動になってきました。1日その想いを充分味わいながら今このブログを書いています。実は、あまりに全力をこのことに集中していたので、今日へとへとになってしまい起き上がれず歩けず、仕事を休んでしまいました。もう充分味わったので、明日から日常に戻って行きます。今までよりより生き生きと生きていこうと思います。

49年間苦しんでいたことにはこれでピリオドが打てました。何だかこれから本当のボクの人生が始まるような気がします。

カミングアウトについてはやめた方がいいという意見もたくさんいただきました。そういう意見も含めて、今回たくさんの人が応援をしてくれました。この結果はその応援のおかげです。本当にありがとうございました。よくわからないけれど、ボクの場合は結果的によいカミングアウトが出来たと思います。いろんな気づきやパワーをもらいました。全部含めて、ボクの財産となる1日にすることが出来ました。結果を心配してくれてういる人たちがたくさんいます。ここに、素敵な1日に出来たことをご報告いたします。

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コメント

アメーバから飛んできました…僕は18才で子供だけど
このブログ読んで いろんな事考えさせられました…
ただ この記事に出会えてよかったです

ありがとうございました。

豆腐さん、お疲れ様でした
ハラハラしながら読ませていただきましたが、本当に良かったですね!!
泣けました・・
私も両親に近いうちに「産んでくれてありがとう」
と伝えたいと思いました

penはっぴーさん、ばんは♪
コメントありがとう。そしてはじめまして。

あのね、18歳の子供よりも年下の方に、これをまるまる当てはめてもまずいと思うんです。ボクは50歳を前にして、もう結婚も望めないという年齢もあって打ち明けられたと思うんです。はっぴーさんは若いから、これからまだ結婚の道もあきらめないで取り戻せるかもしれないと、周りは思うと思うんです。そこで、苦しみと闘わなければいけないし、社会にはじかれていく感じもたくさん経験しなくてはいけないと思うんですよ。それをごまかして社会に生きていく方法もあるし、今から向き合っていくこともできるんです。可能性がたくさんあるんです。でもね、絶対結婚とか無理だと実感をしているなら、社会にゲイとして共存してい期待気持ちがあれば、カミングアウトはどんどん難しくなっていく。でも、早く達観すれば、それも、早いうちから強く向き合って長い時間をたくさんの可能性の中から選択することもできるわけです。
50歳でのやっとの解放は遅い気も充分するんですね。このブログを読んでくれたことで、意味を持っていただけたのは信じられないくらい嬉しいです。くじけないならちゃんと向き合った方がいい。でも、きちんと自分を見つられたら、さいこうの人生が待っている気がしますよ。無理はせず、追い込むこともしないでくださいね。でも、何か重要なことを感じてくれたのは嬉しいです。出来るのなら受け入れて堂々とした人生を送ってください。ゲイであることは何にも恥ずかしいことではないです。でもこれから苦しい場面にはたくさん出会うことがあると思います。すこし、こんな奴がいたということを想い出してみてください。そして、はっぴーさんがいちばん謳歌できる人生を見つけてくださいね。苦しくなったら、いつでも来てください。
これからもよろしくお願いします。
本当にありがとう。

penエッコちゃん、ばんは♪
コメントありがとう。

ハラハラさせてすみません。
でも、きちんと向き合ってよい結果が出たのだとも思います。
エッコちゃんにも、何かを感じられたらボクには嬉しい限りです。
反面教師として、ご自分の人生にもいいとこだけ、参考にしてください。
前日の応援嬉しかったです。
みんなの応援のおかげです。
ほんとうにありがとう。

よかった。本当によかった。
カミングアウトできないことを持っていると
どこかに一線入ってしまってしんどいですよね…
仲良かった友達で大きなおうちの一人息子だった彼
彼はご両親に勘当されて今オーストラリアで男性と結婚して
生活をしています。
東京に戻ってきた時にいろんな話をして
彼が流した涙を私は今も忘れることができません。
豆腐さん、豆腐さんらしく
豆腐さんが幸せだと思える人生を
必ず歩いてくださいね。いつでも応援しています♪

無事にお母さんに打ち明けられてよかったですね。豆腐さんもお母さんもとてつもなくドキドキしたのではないかと想像できます。お母さんに心配かけたくない気持ちもわかりますが、親にはどんな自分も受け入れてほしいですもんね。

penちぃすけさん、ばんは♪
コメントありがとうございます。

オーストラリアの方は辛かったですね。
ボクは理解をされてとても幸せなんだと思います。
ちぃすけさんから、あちこちに感動的なコメントをいただき、
本当に嬉しく思いました。
もう充分幸せですが、これからも、今回の皆さんの温かい想いを大切に、
死ぬまで幸せを感じて生きていきたいと思っています。
応援、ありがとうございました。

penカズさん、ばんは♪
コメントありがとうございます。

今回は不安はあまりなかったので、あまりドキドキはしませんでした。
ただ、伝える声は震えていたように憶えています。
母もドキドキはせず、淡々と聞いてくれましたが、
母の苦しみが取れた時の泣きそうな安堵感のようなものを湛えた表情は今でも忘れることができません。
素晴らしい経験になりました。
応援ありがとうございました。

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