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2012年5月29日 (火)

28歳

先日、28歳の時の自分を振り返る機会がありました。実は、周りに対しても自分に対してもその頃のボクはそろそろ結婚についても真剣に考え始めないといけない時期で、まだまだゲイに対して強い否定感を持っていて、罪悪感を持っていました。長男だったし、家族はボクの結婚や子供を望んでいたし、一家の主として生涯を捧げなければいけない義務感が強くありました。でも、一方で自分がゲイであることを認めないといけないというか、認める以外に生きていけないのではないかという気持ちもありました。そのころ結婚を意識して付き合っていた女性もいて、やっぱりボクには普通の生き方は無理だという結論を出すまでに6年かかりました。ボクが非婚主義を貫くことを決めるのは34歳までかかったんですよね。

で、ゲイを誇りに思うようになり、周りにカミングアウトをして、自分に自信を持って生きるようになった今ではそこに苦しみはないけど、ここまで来るにはさらに20年の月日が必要だったわけです。ついこの間まで、ボクがいちばん苦しかったのは介護が始まった30代後半から、鬱を乗り越える前の40代半ばまでだと何となく感じていました。28歳の自分に一旦戻ってみて、その時何が苦しかったかをじっくり味わってみたら、母を面倒見られなくなったときの苦しみと同じか、もしかしたらそれ以上に苦しんでいたかもしれないことに気づきました。今では簡単にできるようなことを、要らない観念でがんじがらめにして苦しんでいました。職場や社会で見せてないところには途轍もない孤独感を抱えていました。家族にも同僚にも誰にも言えない苦しみ。そこに閉じこもって行く自分。外では普通の男性を演じ、本当は堂々としていたい自分を見ようともしなかったんですね。その苦しみを手放しかかっていました。まあ、解放も必要だとも思えるんですけどね。手放した方が楽になれる人はそういう生き方をすればいい。隠して生きる方が辛くないという選択をした人はそう生きればいい、そういう風には思いますが、ボクの心の奥底はゲイであることも認め、周りにも認めてもらいたい想いがあることを見ないようにするしかない苦しみを持っていました。28歳に戻ってみた日の夜は苦しくて苦しくて眠れませんでした。28歳の時に今のボクの自信があれば、こんなに苦しまなかったと思います。でも、あのときはボクにはあれが精いっぱいだったんですね。

今、思うんですが、もう大丈夫だと感じている状態で、いくらクライアントさんや他の人に寄り添うと言っても、今の自分の状態は、本当には寄り添う感じになってないのではないかと思いました。あの時の苦しみを眠れないほど蘇らせてみて、これを忘れなければ寄り添える気がしました。28歳のころの自分を本当には認めて受け止めていなかったかも、と思いましたね。正直、自信過剰になっていた気がしてかなり落とされた感じです。ある意味、結構ショックです。今、やっと本当に大丈夫だと思える感じがしています。ただ、小学校の初めて自分の性対象を意識した頃や、女性に興味が持てなかった思春期の頃、そして、ずっといちばん苦しかったと思っていた介護が始まった頃、カミングアウトして堂々と生きようと決めてもがいていた頃を、もういちどしっかり見つめておきたいと思います。きちんとその頃の壁もハードルも見てみて、その頃の気持ちで味わって、また、今以上に寄り添える自分になりたいと思います。ここをきちんと認め受け止めて、「あのときは本当に苦しかったな、よく乗り越えたな、豆腐っ!」と言える自分になりたいと思います。そのときに、もう本当に大丈夫、と確信できるのだと思います。まず、自分のネガティヴや苦しみをちゃんと咀嚼し癒してあげないとまえには進めません。まして、クライアントさんに寄り添うとき、自分に言うように気づきを導くなんて、きちんと自分を癒せてなければできないと思ってます。過去の自分にきちんと向き合えないようであれば、ボクのようなコーチングやカウンセリングは出来ないと、今感じています。もう、出来るようになった気がしていました。でも、過去の自分をすべて見つめて認めて寄り添って癒してあげてない気がしました。

また、眠れなくなっちゃってもいいような休み前の日に、きちんと向き合いたいと思っています。ここは蓋をするところでも逃げるところでもない、いちばん大事なところだと思っています。今いちど、苦しませてほしいと思います。そのあと、本当の「マイノリティのパイオニア」になれる気がします。そのあと「マイノリティのパイオニア」の豆腐としての本当の意味での活動開始です。

28歳の自分を認め癒してあげたこと、本当によかったと、今思います。

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コメント

豆腐さんはいつも真剣なんだと思いました。
私が受けた豆腐さんのコーチングは優しさが身にしみるコーチングでした。長い間人に出せないことを持っているツラさを丁寧に癒して乗り越えて来た人にしかできないことだと思います。

pen祐子ちゃん、ばんは♪
コメントありがとう。

身に余る光栄です。嬉しいけど、ちょっと褒めすぎぃ~(笑)。
だけど、もし本当にそうだとしたら、この経験はものすごい宝だよね。
祐子ちゃんみたいに感じてもらえるよう、もっともっと磨きをかけて素敵なコーチになりたいと思います。
祐子ちゃんも素敵なコーチだと思うよ。
いつもありがとう。

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